司法書士試験対策 記述式編 アンダーラインの引き方Part.2
記述式問題の解法は受験生それぞれで違います。シャーペンで重要事項をチェックしてそのまま答案を作成する人もいれば、マーカーで事項ごとに色分けして解いていく人もいます。ここでの正解は、自分にあったやり方かどうかになります。
今回は前回から引き続きアンダーラインの引き方について考えていきます。
目次
1.前回のおさらい
答案を作成する際にアンダーラインを引く人が多いと思います。
まず色分けについてですが、私の場合重要事項は赤、それ以外の確認として使用する部分については青でアンダーラインなり印をつけています。
基本的に日付や当事者には丸印、事実関係についてはアンダーラインを1本の線で記載しています。
問題文の冒頭ではどの不動産を対象としているか、またどの事実関係に対応しているのかについて分かるようにチェックをしています。
事実関係では日付と当事者には丸印、その他事実にはアンダーラインを引き少しでも見やすいように意識しています。
事実関係の補足では申請の順番が重要になってくるので、その部分は赤でマークし、他の必要な部分には青で線を引くようにしています。
詳しくは前回の記事を見ていただけると嬉しいです。
2.アンダーラインを引く場所 不動産登記
前回の続きから検討していきます。
不動産登記の問題の構成についても書いておきます。
- 冒頭問題文
- 事実関係
- 事実関係に関する補足
- 各問
- 答案作成に当たっての注意事項
- 添付情報
- 登記記録
- その他別紙
各問
前回は3の事実関係に関する補足まで書いたので、今回は4の各問から進めていきます。
各問には解答用紙に記載する問題が書かれています。
そこでは主に何月何日に申請する登記を記載しろだったり、登記原因となる事実に関して記載しろなどの問題が書かれています。
まず日付は必ずチェックするとして、あとは○○以外のものを記載しろなどと書かれている場合にはその部分を必ずマークします。
私は今年度の本試験において、所有権以外のものを記載しろという記述を読み飛ばしてしまい、後で気づきましたが、危うく枠ズレを引き起こすところだったので、今後は気をつけていきたいです。
答案作成に当たっての注意事項
答案作成に当たっての注意事項には、解答欄に記載する必要のある登記事項や添付書面に関する注意事項が書かれています。
ここでは申請人を記載する際に住所は書かない、記載すべき情報がない場合は「なし」と記載するなど、答案作成上重要なことが記載されています。
こういった情報には常にチェックをしています。
以前は覚えているだろうと何も記載せずにいましたが、自分の記憶力を過信したせいで思わぬ失点をくらうことも少なくなかったので、ちゃんとチェックを入れるようになりました。
また、ここだけではなく全てのにおいて、特に重要、もしくは忘れやすい情報に関しては答案構成用紙メモを取るようにしてより注意を払うようにしています。
添付情報
添付情報が一覧として載っていますが、ここには特にチェックはしていません。
問題を検討するたびに確認するという方法を取っています。
登記記録
登記記録の情報は主なものに関しては、構成用紙の方に記載するようにしているので、こちらも特にマークはしていません。
ただ地目に関して農地だった場合のみ、忘れやすいのでチェックしています。
別紙
別紙は各事実関係に対応した内容が詳しく、また重複して書かれています。
なお登記記録も別紙として書かれていますが、ここでは登記記録以外の別紙の内容について検討していきます。
具体的には、各契約書、判決書や承諾書になります。
ここでは、事実関係で書かれていなかった登記事項については確認する必要があります。
例えば、賃貸借契約書であれば、「賃料」、「支払時期」、「敷金」の有無などにチェックを入れていきます。
契約書は登記事項となっていないものまで書かれていることがほとんどなので、見返した時に分かりやすいようにマークしておく方が無難に感じます。
3.慣れ
どこの部分にアンダーラインを引き、どの部分にマークをするかについては、数回問題を解くだけではなかなか身につきません。
私も最初の頃はめちゃくちゃ分かりづらいマークの仕方や、効率の悪いラインの引き方をしていたりと、点数は伸びないし時間はかかるしで苦労しました。
同じ問題をコピーして、何度も繰り返し練習することでなんとか時間を抑えつつ、それなりの精度の答案を完成させることができるようになってきました。
記述試験は慣れも必要になってくるように感じます。
4.まとめ
前回に引き続き、今回も記述式試験のアンダーラインの引き方について考えてきました。
私の場合、基本的に赤と青の2色で色分けしていますが、人によっては5色ほどで色分けしたり、赤1色を使ったりしている受験生もいます。
色を多く使うことのメリットとしてはパッと見てすぐ分かること、少ない色を使うメリットとしては、ペンを持ち替える必要がないことがあります。
以前の私はボールペン黒1色で答練等に挑んでいましたが、自分としては分かりにくい感じになってしまったので、今後も赤と青の2色を使っていこうと思っています。
5.次回の予定
次回は商業登記記述式のアンダーラインの引き方について考えていこうと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
6.受験生の日常
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