司法書士試験 学習前の準備は色々ある
司法書士試験を学習するためには時間とお金がかかります。
特に時間は相当かかります。
時間とお金を節約するためには、事前準備が重要です。
今回は司法書士試験受験を決める前に準備しておくことについて書いていきます。
目次
1.試験に関する情報収集
司法書士試験はどういった試験であるのか、ザックリでもいいので調べる作業をまず行います。
何となく使えそうな資格だからなど曖昧な情報のみで受験を決意すると、途中で挫折する可能性が高いです。
調べる情報としては以下のようなものが挙げられます。
- 受験にかかる大まかな費用(予備校の受講料や受験料など)
- 勉強時間(3,000時間以上)
- 予備校が通える範囲にあるか
- どの学校が自分に合っているか
- 難易度(合格率約4%)
- どのような資格なのか(合格後何ができるのか)
費用
司法書士試験は、独学で学習するにしてもそれなりに費用がかかります。
独学の場合揃える教材は、参考書(ひな形集含む)、過去問(問題集)、六法は最低限必要です。
参考書や過去問は科目分必要なので、全部揃えると5万円は超える計算になります。
初学者で短期合格を目指している場合は、独学よりも予備校に通うか通信での学習の方が無難です。
大手予備校であればキャンペーン中でも30万円以上、通信であっても同額程度の受講料になります。
通信教育のみを行っている学校であれば20万円台、またはサブスクとして運営してる所もあり、より安価で受講できるところもあります。
受講料以外にも、カリキュラムに含まれていない場合模試が別途料金に設定されている場合もあります。
模試はパックになっており、複数回受験できるコースで、3万円前後かかるものが多い印象です。
それ以外にも六法、予備校までの交通費、受験する際の宿泊費や受験料など諸々費用がかかってきます。
勉強時間
司法書士試験は科目数が多く、覚えることが多い難関資格です。
短期での合格を望む場合、1日の勉強時間はそれなりに取らなければなりません。
兼業での受験の場合、疲れて帰ってきた状態からでも勉強を継続する体力が必要になってきます。
自分の生活を振り返り、耐えられるか検討することも必要です。
予備校選び
通学に要する時間や、費用面を考えて予備校を選択していきます。
予備校であれば受験のプロが指導してくれるので、独学より短期での合格が目指せる可能性が高まります。
通学圏内に予備校がない場合、通信での学習になります。
気になる予備校は資料を取り寄せてみることをお勧めします。
資料を取り寄せることで割引などの特典が受けられることもあります。
受講する予備校が決まっていても、HPなどで確認し割引の有無は確認するとお得になるかもしれません。
難易度
司法書士試験は難関資格と言われており、合格率は約4%です。
4%と聞くとほとんど受からない印象を持つと思いますが、決してそうではありません。
司法書士試験はお試し受験や、記念受験という合格圏内には入っていないけれど、受験している人も多くいます。
勉強を頑張っている人だけで見ると、合格率は20%程だと以前予備校の先生がおっしゃっていました。
司法書士試験はインプットを全て終わらずに諦めてしまう人も一定数います。
司法書士試験は努力し続けることで合格できる試験です。
勉強の仕方が間違っていなければ、短期合格も狙える試験です。
最初はなかなか覚えられず、先が見えない不安を感じることと思います。
勉強を継続していくうちに段々知識が定着し、成績も安定してきます。
その段階までくれば、いつ合格してもおかしくない状況まで来ています。
資格について
どの資格試験でも、まずその資格を取得することで何ができるのかは調べることと思います。
司法書士試験においても、ザックリと調べておくことをお勧めします。
合格後をイメージすることでモチベーションに繋がります。
試験についても調べておくことを要します。
学習スケジュールを立てるには、試験日から逆算するといいです。
そのためには試験日を把握しなければなりません。
試験会場も調べておくことで、前泊するのかどうかの判断を早めに行うことができます。
周りの受験生がどんな工夫をしているのか、どの模試を受験しているのかなど他の受験生の動向もチェックしておくと為になります。
その際にはSNSを活用することで、情報が簡単に得られます。
2.環境を整える
勉強に集中するためには、それなりの環境が整っていることが条件です。
辛いことをしていると誘惑が襲ってきます。
それに耐えられる環境作りは勉強を始める前に行っておくといいです。
勉強部屋(勉強スペース)の確保
勉強をする場所と遊ぶ場所は区切っておく必要があります。
学習スペースと遊ぶ場所が一緒だと、脳が混乱し思うように勉強に集中できなくなります。
部屋が一つしかなく、勉強部屋を持てない場合はスペースを区切るだけでも違います。
勉強スペース付近の片付けも必要です。
手の届く、目に入る範囲には誘惑となりそうなものを置かないのが、絶対条件になります。
処分まではしなくても、クローゼットの奥に閉まっておく等して見えないようにすることは必要です。
スマホの中身を整理する
スマホは勉強する上で一番危険です。
ちょっと見るつもりが気がつくと1時間近く経っていたなんとことも、普通にありえます。
誘惑になりそうなアプリ消してしまうことが一番ですが、少なくともすぐ開けない場所に移しておくことは必要になってきます。
作業用アプリを入れておくのもポイントです。
私は一定時間以上開かなければ魚が育つアプリを入れていました。
受験時代はかなりお世話になりました。
以下にリンクを載せておきます。
人に受験する旨宣言する
自分だけが受験勉強をしている事実を認識している時と、人に宣言した場合とではやる気に差が出ます。
言ってしまった手前頑張らなければという気持ちになり、いい意味で追い込まれます。
話す人は誰でもOKです。
人に宣言することで、飲み会など断りにくい場面でも断りやすいというメリットもあります。
直前期は少しの時間も惜しいので、予め宣言しておくと相手の理解も得やすいです。
それでも、受験が終わった後の埋め合わせは必要になります。
受験時代にお世話になった人への感謝は忘れてはいけません。
3.勉強を継続するには目標が必要
ただ何となく合格したいというスタンスだと、モチベーションの維持が困難です。
一定の目標、ビジョンを持つことで、勉強が辛くなった時に再びやる気を出すきっかけになります。
私は開業したいという目標を軸に勉強していました。
司法書士という仕事について調べることでも、モチベーションが上がりました。
自分のやる気が上がれば、目標は何でも大丈夫です。
モチベーションを上げる材料として、一つ決めておくことをお勧めします。
4.非効率な勉強法を把握しておく
司法書士試験対策において、ノートを取るいう行為は時として勉強の効率を下げてしまいます。
必要なことは全てテキストや問題集、過去問などに書いてあります。
暗記帳やメモを取ること、ひな形の勉強は別として、ノートは時間がかかる上に書いてもそこまで記憶に定着しやすいわけではありません。
こういった非効率な勉強法を把握しておくと、より短期合格に近くなります。
5.まとめ
学習を始める上で予備校や通信などプロに頼る場合は、学習の進め方は講師やスタッフの方が教えてくれます。
進度の軌道修正も、答練のタイミングなどで独学より容易です。
短期合格を目指すなら、独学よりも予備校などで受講した方が可能性は上がります。
私は予備校が通える範囲になかったので、通信で勉強していました。
通信でも短期合格は可能です。
この場合、モチベーションの維持が通学制の学校よりも大変です。
私はSNSなど様々なものを活用して、緊張の糸が完全には切れないように注意していました。
勉強のスタートが気持ちよく切れるように、準備できることは事前にしておくことをお勧めします。
モチベーションに関する記事は過去にも書いているので、宜しければそちらもご覧いただけると嬉しいです。
6.次回の予定
次回は、自宅を最強の勉強場所にする方法について書いていきます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました(o・・o)/
7.モコブログの日常
花粉の飛散が今年も始まりましたね。
私は重度のスギ花粉症です。
毎年飛散を続けるスギ花粉に勝てたことがないので、もう諦めています。
しかし、嬉しいことに最近近くに耳鼻咽喉科ができたので、そこに通おうと考えています。
去年と同じくらい飛ぶらしいので、こちらの意識が飛んでいかないように何とか耐えていこうと思います。
最後に我が家のデグーさんです。インスタもやっているので宜しければ覗いてみてください。
趣味アカウントの方のツイキャスでは勉強配信をしています。告知はしないのでゲリラにはなりますが一緒に勉強頑張りましょう。
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