司法書士試験 筆記通過までの流れ
筆記試験の合格発表が10月11日にありました。
その後10月25日に口述試験があり、最終合格発表は11月12日に予定されています。
今回は私が司法書士試験に合格するまでの道のりを簡単に書いていきます。
目次
1.勉強期間は約1年と3ヶ月
私が司法書士試験の勉強を始めたのは2020年の4月になります。
その間本試験は2度受験しました。(内1回はお試し受験です。)
一度目はコロナウイルス蔓延のため大幅に延期になった2020年の9月に。
二度目は例年通り実施された2021年の7月に受験しました。
合格目標年度は本年度の2021年に設定していたので、予定通りに合格することができました。
1日の勉強時間
平日と休日で勉強時間は異なりますが、1日平均勉強時間は8時間前後になります。
平日の平均は約5時間、休日は10時間~14時間程度の勉強時間を確保していました。
仕事をしながら勉強していたので、平日の勉強時間は多くても7時間程度でした。
スキマ時間も活用し、無駄なく学習が進められるよう工夫していました。
平日分は休日でカバーしていました。
その日勉強する内容は当日朝に決めることで、余計なことを考えずに勉強をスタートすることができました。
ザックリでいいのでその日勉強する科目や範囲を決めておくと、勉強への導入がスムーズになります。
対策の流れ
学習を進める上でまず最初に行うのはインプット作業です。
私もまず講義を聞くところから始めました。
インプットしその後5日程経過したら、アウトプットも並行して進めるようにしていました。
例えば民法の講義を聞いた後その5日後に過去問を解くのような形です。
学習した内容の大枠をギリギリ忘れていない期間置いて、一度試しにアウトプットしてみる手法をとっていました。
民法の講義を一通り聞いた後ですと、最初に学習した範囲はもうほとんど記憶から抜け落ちています。
私の場合ほとんど分からない問題を、無理やり解いても記憶に残りにくい傾向にありました。
記憶の更新をジワジワしていきました。
勉強の仕方は予備校に通っていたり、通信を使って勉強している人は予備校などが提示してくれる方法を試すのが無難です。
初めから独自の方法で進めていくと誤った勉強の仕方だったり、非効率的になってしまう可能性が高いです。
しかし皆が良いと実践していることが、必ずしも自分にも合っているかといえばそうではありません。
学習を進めていくと自分に合ったやり方が少しずつ見えてきます。
徐々にアップデートしながら方法を変えていくのが望ましいです。
基礎学習は以上のような方法を繰り返し行ってきました。
詳しくはまたの機会に書いていきます。
過去問は全て3周以上こなし、テキストも主要科目は表紙の色が変わるまで読み込みました。
予備校に通っている場合、インプットがある程度進んでくると答練が始まります。
答練は全て受講し、提出するものがあれば全て提出しました。
学習に組み込まれている答練は、出来れば全て受けることをお勧めします。
答練の解説の中で主要な論点や出やすい部分を指摘してくれる場合もあります。
聞き逃さないように気をつけたいところです。
答練は、自分の学習ペースを維持するためにも役立ちます。
模試は私の場合お世話になっている予備校のもののみ受験しました。
模試に関しても受験することが望ましいです。
活用メリットは試験の形式を知り、円滑かつ正確に回答する方法を探ることができることにあります。
試験には形式があります。
いきなり本試験ですと、回答の仕方がわからなく本来の力を発揮できない可能性が高いです。
特に午後の部は時間との戦いでもあります。
受験生によっては順番通りではなく記述式から解き始める人もいますし、記述式でも商業登記から手をつける人もいます。
私は記述式の不動産登記から取り掛かるタイプでした。
択一式だと他の受験生の問題を解くスピードが気になってしまい、焦ってしまう傾向がありました。
記述式から解くのは、その点左右されにくいからというのが理由の一つです。
他にも時間がない場合最悪択一ならどこか塗りつぶせば当たるかもしれません。
少しでも合格に近づける方法を模索していきました。
模試は最低でも5回は受けた方が無難に感じています。
他社のものまで受験した方がいいかは人によりますが、私は通っている予備校分のみなど、1社受ければいいという考えです。
模試は1つ受けるにも時間がかかります。
実施されている予備校まで行かなければならないとなると尚更です。
直前期は苦手科目と補強などに時間を当てる必要もあります。
やたらめったら模試を受けることは控えたほうがいいです。
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2.本試験当日の注意点
本試験はとにかく遅刻をしないことが重要です。
この時期特有の注意点は、熱を出さないこともあります。
遅刻をしたり発熱が確認されると、受験をすることすらできなくなってしまいます。
万が一のことも考えて、早め早めに行動することを心がけたいところです。
試験会場には少なくとも30分以上前には着くようにしたいです。
受験票など忘れ物をしてもどうにかなりますがその後の精神衛生上、しないに越したことはありません。
持ち物チェックは前々日までに済ませることをお勧めします。
睡眠は取れればいいのは確かですが、恐らく多くの受験生は寝不足のまま会場入りしています。
現に私も睡眠時間約3時間で本試験に挑みました。
眠れなかった場合、とにかく5時間気合と根気で乗り切るしかありません。
当日できることといえば、道中や会場に着いたら目を瞑って少しでも体力を温存すること、昼食は食べ過ぎないことくらいです。
最後の注意点は最後まで諦めないことです。
午後の部、諦めたくなるくらいのミスを発見した私でしたが、とにかく諦めない気持ちで書ききり合格を掴みました。
あのぐちゃぐちゃな答案を読み取ってくださった方には感謝しかないです。
書けば何とかなることもあります。
仮に最後諦めていたら本年度の合格はなかったのは確実です。
何があっても終了の合図まで諦めないことが合格に繋がります。
3.まとめ
私の司法書士試験は10月25日の口述試験をもって終了しました。
約1年と3ヶ月、終わってみればあっという間でした。
あとは最終合格を待つのみです。
口述試験においては受験すればほぼ確実に通ると聞いているので、大丈夫だとは思いますが試験の出来を見ると不安はあります。
口述試験に関しては、次回の記事で書く予定です。
合格発表後の進路は今のところ全研修を受け、認定考査のため頑張っていくところまでは決まっています。
今の仕事を人に任せられればいいのですが、自営業なのでなかなか難しいところです。
試験が終わりとりあえず一区切りです。
今まで応援してくれた家族、友人、そしてブログを見てくれた方には感謝してもしきれません。
ありがとうございました。
これからも色んなことに挑戦し続けていきたいです。
本試験に関する記事は、他にも書いています。
見ていただけると嬉しいです。
4.次回の予定
それではここまで読んでいただきありがとうございました(o・・o)/
5.受験生の日常
受験生をいつまで名乗っていいのかわかりませんが、最終合格までは受験生の日常として書いていきます。
本年度の筆記合格者の方と交流する機会があり、毎日刺激を受けています。
一つ気になったことは、多くの方が様々な資格を取得しているということです。
特に多かったのが行政書士です。
私も近いうちに取得を目指そうとしていたので色々調べてはいたのですが、ここまで取得率が高いとは思いませんでした。
今年度筆記が通ると思っていなかったので、今年の受験を諦めてしまったことが悔やまれます。
時間がある来年度の取得を目指そうと思っています。
最後に我が家のデグーさんです。インスタもやっているので宜しければ覗いてみてください。
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