司法書士試験 落ちないと分かっていても不安
10月25日(月)、司法書士試験の口述試験が実施されました。
私は東京で試験を受けてきました。
午後からだったので、午前よりは心に余裕があったように感じます。
目次
1.当日の流れ
口述試験は東京、大阪など各地ブロックに分かれて受験します。
私は東京で受験し、時間は午後でした。
開場時間の30分前には受験会場付近に着いていましたが、それまで近くのカフェで時間を潰していました。
最寄りの渋谷駅に着いたのは1時間以上前です。
とにかく遅刻だけはしてはいけないと、時間に相当余裕をもって行動しました。
他の受験生も同様の考えだったようで、開場時間と同時に多くの受験生がビルに入っていきました。
例年であれば受付の段階でくじを引き、そこに書かれている組と番号で口述試験の順番が決まります。
本年度はコロナウイルスの関係上受付で番号札を渡され、そこに書かれている番号で順番が決まる形式で行われました。
私はラッキーなことに4番目でした。
1番などあまり早いと心の準備ができないまま試験開始になってしまいます。
逆に10番以降ですと待ち時間が3時間を超えてきて精神的に疲れてしまいます。
順番的には3番、4番辺りだと待ち時間が集合時間から1時間程度なので一番いいのではないかと感じます。
受付を済ませ控え室に入室し、自分の席に座ります。
控え室は200人近く入れるような部屋でした。
中では係の方が組と番号を読み上げており、スムーズに着席することができました。
席に着くと今後必要な書類(研修や登録に関するものなど)が置いてありました。
このタイミングで試験で使うもの(氏名票や写真表)に記入し係の方に渡します。
係の方は皆優しくピリピリした様子はありませんでしたが、周りの受験生の緊張する雰囲気は伝わってきました。
その後は集合時間まで説明が何度かあり、その後は試験開始まで自席で待機になります。
多くの人が予備校から配布された口述試験対策用の過去問や、問題集などを読んでいました。
私の試験の順番は14:15からでした。
試験時間の7分前になるとそれぞれの組の係員の方が試験室まで案内してくれます。
その後前の番号の人が終わるまで試験室前で待機し、その後中から呼ばれ試験スタートです。
試験官の方は2人で共に優しい感じの方でした。
圧迫面接に近かったらどうしようと思っていたので安心しました。
試験時間は15分くらいとされておりますが、人によってバラつきがあります。
平均すると10分~12分くらいになります。
私の場合わずか8分で終わりました。
あれ、これだけ?と不安になりましたが長いよりはいいかなと思い直しました。
試験が終わると退室し、その後外で待機している係員の方にエレベーターまで誘導していただきます。
以上が私の口述試験の流れでした。
2.試験の出来は7割くらい
口述試験では不動産登記法、商業登記法、司法書士法から出題がされます。
内容はここでは控えさせていただきますが、筆記試験を突破した人であれば簡単に答えられる問題がほとんどでした。
ただし緊張状態の中では簡単な問題でも詰まってしまうことがあります。
ニュアンスで覚えているだけでは、しどろもどろになること必至です。
口述試験は落ちる試験ではないとは言え、ある程度の対策はしておいた方がいいというのが口述試験を受けた感想です。
試験官の方との距離がそれなりに近かった(2mくらい)ので、問題に答えたあと何か書いているのが見えました。
それもまた緊張しました。
結果7割程度は答えられたのではと思います。
他の受験生より時間が短かった分、出題された問題も少なかったです。
不動産登記法と商業登記法は同じくらいの問題数でしたが、司法書士法は2問くらい少なかったです。
ともあれ最低限の会話はできたかなと思うので問題はないかなという印象です。
あとは最終合格発表を待つだけです。
3.落ち着いて挑めばなんとかなる
口述試験は午前と午後の2回に分けて行われます。
午前組と午後組ではもちろん問題が違います。
問題が違うということは、人によって差が出てしまうことから落とすに落とせないのではと言われています。
しかし最低限何か話さないと、さすがに落ちるのではないかと考えます。
試験を受けた感じからすると恐らく1問もわからないということはない印象です。
できなかったと感じるとやはり落ち込むので、多少対策はした方がいいと感じました。
身構えると緊張して頭が真っ白になる可能性があるので、とにかく落ち着いて聞かれたことだけ答える意識を持つことが重要です。
気楽に受けるくらいの気持ちの方が試験官の言葉が入ってくると思います。
4.その他服装や会場の様子
コロナ対策もあり控え室の窓は常に開いている状態なので、多少寒いと感じました。
待ち時間が長くなる恐れもありますから服装には注意が必要です。
スカートで行く場合ひざ掛けを持参することをお勧めします。
服装は私の見た限りでは皆スーツで受験していました。
年によってはジーパンで受ける人もいるらしいと噂には聞きますが、試験というより面接という印象が強いので、スーツが望ましいです。
スーツは多くの人が黒色のものを着用していましたが、中にはグレーなど黒以外のものを着ている人もいました。
試験開始前は会場に着くと私語厳禁でしたが、係員の方が説明や案内を行っているのでシーンとしている感じはありませんでした。
試験開始時間になるとほぼ静かな状態が続いていました。
それぞれの番号の人が順番になると係の方の誘導の元移動します。
緊張感は筆記試験の時よりはなかった印象です。
幸い私は番号が早かったので待ち時間も1時間くらいで済みましたが、最後の頃の番号の人は17時を回るので疲れたのではないかと思います。
念のため、暇つぶしグッズを持参してもいいかもです。
5.口述試験対策
口述試験対策はしなくてもいいと言う方もいらっしゃいますが、最低でも過去問1周くらいはしておくと安心します。
ある程度形式があるので、どんな感じで聞かれてどのような問題が出されるのか把握はしておきたいところです。
口述試験では筆記ではまず問われないことも出題されます。
だだしこの試験は落とす試験ではないので、時間をかけて学習するのはやや時間の無駄に感じます。
私の意見としては過去問以上のことはやらなくてもいいと考えています。
受け答えの練習をある程度重ねれば徐々に形式にも慣れてきます。
聞かれることは割と簡単なものが多いので、あとは筆記の対策で培った知識で対応できる範囲になります。
予備校などで実施されている口述模試に関しては不安な場合は受けることをおすすめします。
私の場合妹に過去問から出題してもらいある程度イメージが持てたので、口述模試は受けませんでした。
口述対策は黙読ではなく口に出して練習しないと意味がないに等しいです。
実際口に出して回答すると思っていたより難しいことに気づきます。
口述試験は面接のような形式をとっているので、不安な場合面接のマナーをネットなどで調べておくと精神衛生上いいと感じます。
6.まとめ
口述試験が終わってみてほっとした反面、これから研修などで忙しくなるので合格したという喜びはイマイチ実感できていません。
今後は認定考査なども待っているので、まだまだ試験勉強は続きそうです。
口述試験を受けている人は皆様々でした。
会場に着き控え室に入ると筆記を突破したことの実感がまた湧いてきて少し泣きそうになりました。
これからは実務の勉強などもしていかなければなりません。
できることを少しずつ消化していこうと思います。
筆記合格時のことは、過去の記事に書いているのでそちらもご覧いただけると嬉しいです。
6.次回の予定
次回は昨年のこの時期にしていた受験対策について書いていきます。
それではここまで読んでいただきありがとうございました(o・・o)/
7.受験生の日常
予備校さんから合格体験記の執筆の件で連絡が来ました。
構成や出来はどうであれ文章を書くのはブログで慣れましたが、指定された文字数の中で言いたいことを書く事は難しいですね。
昨年度の体験記を参考にしようと思ったのですがどこを探しても見つからない・・・
現在構成と見出しのみ決めて手詰まり状態になっています。
とりあえず締切までまだ時間があるので、ゆっくり書いていこうと思います。
最後に我が家のデグーさんです。インスタもやっているので宜しければ覗いてみてください。
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