【司法書士試験】 まずはとにかく量をこなす!
勉強をするポイントとして、量より質を重視するのがいいとよく言われています。
確かに質の高い勉強をすれば時短にもなるので、短期での目標達成が可能になります。
しかし質ばかりに頼っていられない試験もあります。
司法書士試験はその一つです。
今回は、司法書士試験、勉強の質と量について書いていきます。
目次
1.インプットに効率を求めてはいけない
司法書士試験は資格試験の中でも科目数の多い試験になります。
加えて全ての科目において手を抜けません。
効率的な勉強を取り入れながらも、とにかく量をこなす必要があります。
効率的な勉強には限界があります。
インプットの段階では一から地道に学習を進めていくしかありません。
インプットに効率化を求めてしまうと時短にはなりますが、吸収できる量が減るなどの弊害が起きてきます。
間違えて覚えてしまう可能性も高まります。
アウトプットも基本的には量が大事になってきます。
そこに質を高めることによって、より生産性の高い学習を進めることができます。
例えば完全に理解した部分にはチェックをつける、苦手分野を特定して重点的に学習する範囲を狭くする、などの方法を取るなどが挙げられます。
アウトプットでは工夫次第でインプットの段階では難しかった学習の効率化を目指せます。
2.アウトプット中心の学習スタイルにする
学習の基本はアウトプットにあります。
主軸はインプットではなく、アウトプットに置く必要があります。
人は受動的な方法よりも能動的に動いた方が記憶に残ります。
受動的な方法であるインプット学習では、記憶に残すことに限界があります。
私はインプット3割、もしくは2割、アウトプット7割、もしくは8割程の割合で学習を進めていました。
インプットに関してもただテキストを眺めるだけではなく、声に出して読むなど印象付けを行うことで記憶に残りやすくしていました。
また、テキストを完璧に覚えてから問題集に取り組みたいと考えることがありますが、その方法では時間がもったいないです。
理解が浅くても、一度講義を聞いたら問題集、過去問に取り掛かることが大切です。
テキストを繰り返し見るよりも、問題演習を繰り返し行った方が遥かに効率がいいです。
3.択一対策は書くよりも反復
義務教育期間では私もよく書いて覚えていました。
択一対策に関してはこの方法では効率が悪いです。
択一は反復
書くよりも同じ問題を覚えるまで繰り返した方が、早く知識が脳に定着します。
声に出して覚えることもオススメです。
書くという作業は時間がかかります。
その割に知識の吸収量はそこまで多くはありません。
一方声に出して覚える方法では書くほど時間がかかりません。
記述は書く
記述に関しては逆で、ひな形は書いて覚えることをオススメします。
問題集も書き方を把握するために、ある程度書いた方がいいです。
記述式試験は書いて解答するしかないので、書けることを確かめる必要があります。
それでも全てを書く必要はありません。
現在の試験において不動産登記の記述式の添付情報は記号の選択になるので、私はいつも略語で覚えていました。
登記識別情報(Aの甲区2番の登記識別情報)であれば、し(A甲1)、
代理権限証明情報(親権を証するBの戸籍謄本等及びBの委任状)であれば、だ(B戸、B委)、
のように書いて覚えていました。
登記原因も同様に、令和4年2月8日売買であればR4.2.8売買のような形で書いていました。
省略して覚えても対応できそうな部分は略していました。
完全に覚えたと思った部分は飛ばし、曖昧な部分のみを繰り返し書くという方法も取っていました。
他、登記事項や当事者なども自分なりに省略して覚えている部分もありました。
省略して覚えることはただ時間の節約になるという以外にもメリットがあります。
ひな形をド忘れしてしまったときに、略語がキーワードとして記憶されるということです。
上手く引き出し思い出すことができる場合があります。
4.時間のかかることはしない
良かれと思ってやっていることは実はマイナスに作用している可能性があります。
ノートを作る
上記でも書いた、「書く」という行為は時間がかかります。
私は同じ理由でノートも作りませんでした。
学校ではノートを取ることが一般的ですが、司法書士試験においてはそうとも限りません。
ノートを作らなくても、必要なことは全てテキストに記載があるか、講義で講師の先生が話してくれます。
テキストにメモを取ることは有意義ですが、ノートにまとめるという行為は効率が悪いです。
私は必要なことはテキストや過去問にメモをとるだけにしていました。
理論付けようとしない
なぜそうなるのかと理論付けたり、理由も一緒に覚えることで覚えやすくなるのは事実です。
理由とともに覚えられるところは一緒に覚えた方がいいです。
しかし全てがそうとは限りません。
そういった場合、なぜこうなるのかといつまでも考えているのは時間がもったいないです。
潔く結果だけ暗記することをお勧めします。
アンダーラインの色分けをしない
蛍光ペンなどでアンダーラインを引いたりすることがあります。
それは時として不効率な勉強法となっているかもしれません。
アンダーラインの色分けをしすぎるとそこばかりに注意がいってしまいます。
勉強した気になっているだけの可能性があります。
カラフルにしすぎると重要な部分が分からなくなってしまう可能性も高まります。
私はアンダーライン自体あまり引かない方法を取っていました。
どうしてもチェックしておきたい部分には黒か青で引いていました。
アンダーラインは多くても2色にしておくことをお勧めします。
5.まとめ
上記に書いたこと以外にも、スケジュールを立てる、勉強記録をつける、仮眠をとるなど効率を上げる方法はいくらでもあります。
ここで注意することは、効率法ばかり考えすぎて、肝心の勉強が蔑ろになってしまわないようにするということです。
モチベーションに関しても同じことが言えます。
モチベーションが下がる度に上げる方法を調べるということがクセになってしまうと、勉強時間が少なくなってしまいます。
モチベーションを上げる方法を調べてそれに満足してしまうこともあります。
とにかくまずは机に向かって勉強するという行為を積み重ねることで、合格は近づいてくるはずです。
過去にも勉強の生産性を上げる方法を書いているので、宜しければそちらもご覧いただけると嬉しいです。
6.次回の予定
次回は覚え方のコツについて書いて行く予定です。
それではここまで読んでいただきありがとうございました(o・・o)/
今回の記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
7.モコブログの日常
先週くらいから特別研修、認定考査に向けての勉強を始めました。
通称100時間研修と呼ばれる簡裁での訴訟代理権(簡裁における手続全てできるわけではないですが)を取得するための研修ですが、なかなかに覚えることあり大変です。
参考図書が思った以上に多くて驚きましたが、全てをやる必要はないらしく、私も5冊に絞って勉強しています。
民法や民訴系の勉強もしないとついていけなさそうなので、受験時代のテキストを見て復習しています。
テキストを処分しなくてよかったなと。
積極的に落とす試験ではないにしろ、合格率から考えると落ちないことはなさそうです。
頑張っていこうと思います。
最後に我が家のデグーさんです。
ブログ村もやっています。クリックいただけると私のモチベーションが上がります。
グループにも入らせていただきました。クリック頂けると嬉しいです。