【司法書士試験】答案構成用紙を最大限使う
司法書士試験の記述式問題は不動産登記と商業登記がありますが、どちらもそれぞれ難しい点があります。
苦手とする分野は受験生によって様々ですが、試験本番までにその苦手を一つ一つ潰していくしかありません。
今回は前回から引き続き、記述式対策について考えていきます。
目次
1.前回のおさらい
記述式対策で何より重視すべきは「ひな形」に感じます。
ひな形は記述式対策の開始から試験本番直前まで継続して勉強し、主要なものは完璧にしておく必要があります。
また記述式の問題を解く際のルーティンをしっかり確立させ、本番で焦って時間を取られないよう準備をしておくことも重要です。
記述式ではケアレスミスをいかに減らすかも必要になってきます。
記述でのケアレスミスは時に命取りになるので、ミスを減らす対策も自分なりに考えていかなければなりません。
ケアレスミス対策としては、分かりやすい場所に忘れやすい要件をメモしておいたり、マーカー等で色分けをするなどの方法が考えられます。
時間配分も重要になってきます。
いかに時間をかけず、かつ正確に記述できるかは模試などで何度もシミュレーションし少しでも記述での心配を減らしていきたいところです。
お時間ありましたら、前回の記事をご覧いただけると嬉しいです。
2.メモを取る意義
司法書士試験の記述式では答案構成用紙が1枚配布されます。
答案構成用紙は記述式の問題を解く際に必要になってきますが、受験生は各々自分のやり方で活用しています。
答案構成用紙の使い方は非常に重要になってきます。
時短
多くの受験生が答案構成用紙を使用しています。
この使用意義一つ目として時短のためという面があります。
記述式の問題は別紙形式になっており、何ページにも渡って必要な情報が点在しています。
また、注意事項や問題文も長く何回も見返すと予想以上の時間がかかってしまいます。
そこで答案構成用紙が活躍します。
必要な情報を1ページに集約することで、いちいちページを捲って探す必要がなくなるので便利です。
ケアレスミス防止
記述式では非常に多くの情報が書かれているので、見落としがあったり一読しただけで全てを記憶することは困難です。
必ず一つや二つ抜けてしまう情報が出てきます。
そこで、答案構成用紙の必要意義2つ目が出てきます。
忘れやすい情報や重要な論点はメモ用紙の分かりやすい場所に書いておくことで、ミスを格段に減らすことができます。
その際色分けをしておくと尚の事見落としを防ぐことができます。
見直しが楽
午後の部の試験は時間との戦いでもあり、見直しをする時間はなかなか多くは取れません。
全てをチェックすることは困難です。
そこで答案構成用紙が活躍します。
用紙にある程度必要な情報が記載されていれば、そこをざっと見てチェックすることができます。
3.しっかり使うための注意点
答案構成用紙に何を書くかは自由です。
問題となってくるのが、書き方によっては時間をロスしてしまったり、不要な情報まで書き込みかえって分かりにくい状態になってしまうことがあります。
時間をかけない
時間をかけないために答案構成用紙を使用しているのに、書き込むことで時間をとってしまっては本末転倒です。
いかに時間をかけず必要な情報を落とし込んでいくかが重要になってきます。
時間をかけない方法としては、問題に書かれている全ての文字をしっかり記載するのではなく、記号や文頭の文字だけを書くなどがあります。
例えば、抵当権ならば「低」のみ記載したり、商業登記の添付書類で援用できるものは援用すると記載されていた場合、「援あり」としたりなど各々の分かりやすいやり方で記載していきます。
不要な情報を書き込まない
メモ用紙はわかりやすくあるべきなので、必要な情報以外は書き込まないのが無難です。
上記で話したように、多くの情報を書き込むと分かりづらくなってしまいます。
必要な情報をピックアップするためには、数回記述式の問題を解いただけでは身につきません。
何度も繰り返し問題演習をこなすことで、どういった情報が必要不可欠であるかが分かってきます。
枠を狭くしない
答案構成用紙は1枚配布されますが、それでも1ページだと余裕はありません。
そこで、ウラ面も活用します。
オモテ面のみ記載がありますが、ウラ面を使用しても問題ないと考えています。
不動産登記をオモテ面に、商業登記をウラ面に記載すると書ける枠が広がるので、ごちゃごちゃし見やすくなります。
文字や図を小さく書かない
記載する文字は見やすい大きさで書くことを意識すると、よりケアレスミスを減らすことができます。
不動産登記では登記する対象の不動産が複数存在することもあるので、複数の不動産の幅もそれなりに確保したほうが書きやすくなります。
商業登記では役員と他の役員の幅が狭すぎると、どちらの役員について書いているのか分からなくなるので、ある程度間隔は取った方が見やすいです。
4.まとめ
ある程度勉強していくと、自分のクセや間違いやすい点が分かっていきます。
気づく度一つずつ対策を検討していくことになります。
たまにメモを一切取らないで記述式問題を解いている人を見かけますが、恐らくそういった記憶力がずば抜けていい人は特殊です。
凡人の私は少しでもミスを減らしていけるようメモを取って頑張っていこうと思います。
今後は色分けの仕方等を工夫して、よりスピーディーに問題を解けるようにしていきたいです。
ミスを減らす方法については別に記事を書いているので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
5.次回の予定
次回も引き続き記述式対策について考えて行きたいと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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6.受験生の日常
試験が終わって余裕が出てきたので、植物の栽培を始めました。
とりあえず暑さに強そうなハーブ系でアロマティカスとローズゼラニウムを育てています。
アロマティカスはゴキブリ避けに、ローズゼラニウムは蚊よけになるそうなので、期待しています。
この時期は蒔きどきを過ぎてしまっているものが多いのと、初心者なので苗から育てた方が無難なのかな。
今後は色々な植物の栽培に挑戦してみたいですね。
最後に我が家のデグーさんです。
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