司法書士試験 どうしても覚えられない論点を記憶する方法3選
テキストを目で追っているだけでは、一度に記憶できる文量はそこまで多くすることはできません。
受動的な学習では覚えるという観点においては限界があります。
テキストを目で追いながらの勉強はインプットの中でもポピュラーな学習方法ですが、そこにひと工夫することで自身の記憶力を上げることができることがあります。
前回記憶力を上げる方法というテーマで1つほどその方法を紹介させていただきました。
今回は後編になります。
後編からでも問題なくご覧いただける内容となっております。
もしお時間ありましたら前編も読んでいただけると嬉しいです。
目次
1.前回のおさらい
勉強はどうしても視覚のみに頼りがちです。
しかし他の感覚も使い分ける、さらには共に使うことで記憶の定着に一役買ってくれることがあります。
聴覚、これはわかりやすいですが耳で聴きながらテキストを目で追うことで記憶が長期ものに変わりやすくなります。
嗅覚は好きな香りを近くに置きながら勉強することで、気持ちをリラックスさせて勉強に励むことができたり記憶を呼び起こす力があります。
味覚、これはご褒美として使います。
ここまでしっかり記憶できたらお菓子を1つ食べてもいいのように使うことでやる気も上げることができます。
やる気アップは記憶力アップにもつながります。
最後は触覚です。
これが一番重要だと思っています。
触覚は書くこと、そして勉強する場所において関係してきます。
書くことで人は記憶の定着と記憶を呼び起こすきっかけになります。
しかし覚えたい文章を丸々書き写すことをしても意味がありませんし、時間もかかってしまいます。
よって覚えたい部分のキーワードのみ抜き出して書き出していきます。
勉強していると行き詰まることがあります。
そういう時には勉強する場所を変えてみるのも一つの手です。
場所を変えるだけで気分も変わり、頭の回転も早くなることがあります。
そうすると何回やっても覚えられなかった場所がすんなり頭に入ってくるなんてこともあります。
2.忘れないためには一度失敗してみる
失敗したこと嫌な思いをしたことなど、ネガティブな経験はいつまでも記憶に残っていることがあります。
テストで恐ろしい程悪い点数を取った時は、良い点数を取ったときより忘れないものです。
普段の勉強にもネガティブな失敗をするような場面を作るということが2つ目の記憶術になります。
では具体的にどうやって失敗する場面を作り出すのか、それは問題を解くこという普段の勉強で解決できます。
問題とは何でもいいのですが、できれば模試や答練が最適です。
過去問でもいいのですが、それは自分だけで完結してしまうので模試や答練のような誰かに採点してもらうものの方がいいです。
答練等では結果が必ず同封されてきます。
他の受験生の正答率が高い問題を間違えてしまったり、ケアレスミスが採点に大きく点数に響いてしまったりなどの失敗で悔しい思いをすると、それは記憶にしっかり残ります。
答練には、他にも新たな疑問点を浮かび上がらせる力があります。
答練を解いていると、あれ、答えはこっちだっけ、それともこうだからこっち?、でも似たようなものがこっちもあったよなあなどという疑問が浮かぶことがしょっちゅうあります。
自分の記憶力の曖昧さに気づかされると思います。
3.何かを発信する
声に出すだけでなく、自分から発信することで記憶に残ることがあります。
声に出すとは何も口に出して人に説明したりすることだけを意味するわけではなく、例えばSNSに自分の言葉で投稿する、予備校の講師に質問する、受験仲間がいる人は意見交換をしたり、一緒に勉強する等様々な発信方法があります。
大切なことは、自分から発信するということになります。
受動的なことより能動的に行動したほうが人は記憶に残りやすくなります。
自分で発信するのであれば、声に出して人に説明するという方法には限られません。
具体的な方法として質問する方法とを書いていきます。
質問するということは、何もわからないことだけを聞くためだけの行為ではありません。
一般的には理解できない部分、疑問に思った部分の説明を求めるために使われると思いますが私は他の方法にも利用させてもらっています。
理解はできるけど、なかなか定着しない論点について聞いてみるということです。
理解できているけど覚えられないということは複雑な論点、自分の中で印象がない、もしくは理解しきれていない可能性があります。
よって印象づけるためにも質問を作成します。
質問をすることのメリットはもう1点あります。
それは、よりわかりやすい説明がもらえるということです。
当たり前ですが質問をすると自分だけのために時間を割いてくれるので、よりわかりやすくイメージのつきやすいような回答がもらえます。
質問はできればした方がいいと思います。
しかし覚えられない論点が出てくる度に質問をしていくわけにもいきません。
その場合は質問を作って、それに自分で回答するだけでも違います。
一見無意味な作業に思えるかもしれませんが質問を作ることも考えないとできませんし、それに回答する行為もしっかり考えないとできません。
しっかり考えて自問自答することで、ただ勉強するよりも印象が強くなります。
4.まとめ
前回、今回の2回に渡って記憶力を上げる方法、どうしても覚えられないときに使う方法について話してきました。
今回の内容も前回同様、普段の勉強にひと工夫することでできる内容になっていると思います。
今回は前回よりは労力が少し大きいですが、私はこの方法を試してみて記憶力が以前より上がった実感あります。
あくまで繰り返しての学習が基本になりますが、こういった方法も取り入れていくと繰り返す労力が減ると思います。
今回のテーマの内容をざっくりまとめると、
- 五感を使って学習する
- 答練などで疑問点を見つける、間違える、など記憶力は失敗で付ける
- 質問をする等能動的に自分で動いてみる
受動的なインプット学習の中、アウトプットの学習でも、能動的に動こうとすることで記憶力が上がると思います。
5.次回の予定
次回は勉強するうえで常に意識していることについて話していこうと思います。
それでは今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました(o・・o)/
最後に、今日の我が家のデグーさんです。インスタもやっていますので、よかったら覗いてみてください。
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6.受験生の日常
唐突ですが、司法書士試験が終わって、無事合格したらやってみたいことがあります。
それはプログラミングです。
プログラミングの技術を習得したいといっても、今現時点の段階ではそれを仕事にしようとは考えていません。ただ、将来絶対的に使える技術だとは思っています。
世の中の仕組み的に、テクノロジーの時代であることは間違いなく、それは今後どんどん発展していくことも間違いありません。そんな中、ある程度のプログラミングの知識は一般化するとも思っています。
それに仮に仕事にするにしても、副業にも最適ですし、キャリアアップもできます。学んでいて損はないと考えています。
時代の波に乗るためにもプログラミングの知識は習得しておきたいと思っています。