司法書士試験 何でもかんでもやろうとすると失敗する
司法書士試験を短期で合格しようと考えた場合、あまりのんびりしていられません。
毎日コツコツと勉強を進めていく必要があります。
仕事から帰宅後、朝出社前、お昼の時間などのスキマ時間も使っていきたいところです。
今回は1年以上勉強を続けてきた中でこれは失敗だったなという勉強法について書いていきます。
目次
1.詳細なスケジュール
勉強を始める前に大体の学習計画を立てる人は多いと思います。
私も教材が手元に来た時に本試験までのスケジュールとともに、1ヶ月単位のスケジュールを立てました。
それとは別に1週間ごとの計画を週の頭に設定していました。
そのスケジュールというのは何とも詳細かつキツキツすぎるものでした。
勉強をスタートしてすぐはやる気もあるので、当初の計画でもその通りに進められていました。
それが案の定途中から大幅に遅れをとり、結局1ヶ月が経とうとするときにこのスケジュールでは不可能であると感じ始めました。
できるかできないかギリギリのスケジュールは、確実に達成できません。
達成できないだけでなくやる気を失ってしまうきっかけになることもあるので、スケジュールを立てる際は注意を要します。
計画を立てる場合は軌道修正ができるものにするといいと思います。
私のケースですと、6月までに民法を一通り終わらせて、そのあと8月までに商業登記法まで、のようにある程度余裕を持たせて計画を立てました。
予備校で講座を受講している人であれば答練などを基準に判断すると計画を立てやすいです。
1ヶ月後に答練が予定されている場合は、それまでこの科目を中心に進めて過去問は終わらせておこう、のように予定を立てると張り合いも出ます。
スケジュールを立てる際の注意点としてもう一つ、計画は逆算して立てることがあります。
順序通り計画を立ててしまうと、最後の方がキツキツのスケジュールになってしまうことが多いので、本試験から逆算して立てることをお勧めします。
2.細かすぎるところまで確認
試験で出題される問題のほとんどはどこかで見たことがあるものになります。
もちろん細かい部分まで出題される試験ではあります。
この細かい部分くらいまでの知識は、頻出論点ほどではないにしろやはりある程度頭に入れておいたほうがいいように感じています。
問題は恐らく出ないであろうクラスの論点になります。
もしかしたら出るかもしれないという気持ちがあるので、不安になり手を出してしまう人も多いと思います。
私も以前は六法に掲載されている恐らく出ないであろう判例にまで手を伸ばしていました。
しかしこういった問題はほぼ確実といっていいほど出ないです。
もしくは出たとしてもほとんどの受験生が知らない知識ですので、合否に影響することはないです。
もっと出る確率の高い問題を極めたほうが有意義です。
こういった問題に手を出すと危険な理由は他にもあります。
それは他の論点との知識の混同が生じるという点です。
ある程度学習が進んでくると似たような論点が出てきます。
まだ記憶の定着が曖昧な状態ですと、どっちがどっちだっけと記憶が混乱します。
その上恐らく出題されないであろう論点まで学習すると、益々混乱してしまいます。
余計な知識を入れないというのも試験対策の一つになります。
3.長時間勉強
司法書士試験の合格までに必要な時間はおおよそ3,000時間と言われています。
私の場合2年目になるので3000時間は超える見込みです。
数字から見ても時間を要する試験であることは間違いないです。
そのため勉強できるときに勉強しておこうと考えると思います。
集中できていないのに無理して机に向かっていたり、体調が悪いのに頑張ってテキストを開いた経験は私もあります。
人間は長時間集中し続けることは通常不可能です。
適度に脳と体を休める必要があります。
ぶっ通しで勉強するよりも適度に休憩を取った方が実は記憶力的に良かったりします。
疲れを感じているとどうしても覚えるスピードが遅くなります。
意識も散漫になり、なかなか一つのことを覚えるという作業には向きません。
そのことを認識してからは疲れを感じたら無理せず休憩を取るようにしています。
4.自分で作ったルールに縛られる
勉強に独自のルールを設けることで集中力が上がったり、誘惑に勝てるようになることがあります。
私も過去問を10問やれば休憩できるなどというようなマイルールを作っていました。
しかしこれが私を一時悩ませることになります。
上記の例で言うと、10問過去問を終わらせると休憩できるので、たとえまだ勉強したりなくても休憩を取らなければもったいないという感覚になる時がありました。
これ以外にも、1時間勉強したら5分休憩などのルールを設けていた時も同様の感覚となり、なんとなくモヤモヤした気持ちが抜けないことが多々ありました。
そこで休憩は疲れたらということにして、それ以外に自分へのご褒美を用意するようになりました。
例えば過去問10問ごとにチョコレートを1つ食べていい、今日中にノルマを達成できたら1000円以内で、今週中にここまで進めたら3000円以内で好きなものを買っていいなどというように変更しました。
ご褒美があればその分勉強のやる気も上がります。
これで思う存分勉強に集中できるようになりました。
5.まとめ
他にもマルチタスクにしすぎて失敗したり、音楽を聴きながら勉強して集中できなかったりなどの経験があります。
過去のブログでその辺りも書いているのでよかったら覗いてみてください。
失敗は早いうちにしておくと、本試験までに余裕を残せます。
気づいたときにすぐ改善していきたいですね。
少しでも自分にとっていい方法が見つかるように日々考えていきたいと思います。
6.次回の予定
次回は六法使う派使わない派について書いていこうと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました(o・・o)/
7.受験生の日常
先日記事で「眠れなくなるほど面白い 自律神経の話」という順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が書かれた本を紹介させていただきました。
見開きで右に文章で説明文があり、左に図解が載っていて分かりやすく、あっという間に読み終わってしまいました。
自律神経が乱れると勉強にも支障が出るので、今はこの本を参考に規則正しい生活を心がけています。
イライラすることが減ったり、深い睡眠が取れるようになったのはこの本のおかげに感じています。
眠れなくなるほど面白い図解シリーズは他にもあるみたいなので読んでみたいですね。
最後に我が家のデグーさんです。インスタもやっているので宜しければ覗いてみてください。
ツイキャスでは勉強配信をしています。告知はしないのでゲリラにはなりますが一緒に勉強頑張りましょう。
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