司法書士試験から見る今後の対策
司法書士試験には基準点があります。いくら記述式が抜群に得点できていても、午後の部の択一式が基準点に乗らなければ記述式が採点されることはなく、そこで足切りになってしまいます。まずは基準点を上回ることが合格への条件になります。
今回は前回の続きから書いていこうと思います。お時間ありましたら、前回の記事も読んでいただけけると嬉しいです。
目次
1.前回のおさらい
短期決戦で挑んだ今年度の司法書士試験、午前の部は比較的簡単だったためか多くの受験生が30問前後で得点している印象を受けます。
しかし午後の部は受験生でも点数にバラつきがありそうです。
特に記述式の不動産登記に関しては結果が出るまで読めない部分があり、悶々としている人も多くいると思います。
今年度の午後の部、その中でも択一式では不動産登記法、記述式では不動産登記が難化していたように感じます。
2.今年度の試験の反省点
振り返ると、直前期を含めて反省するべき点は多々あります。
直前期に至っては気負いすぎて勉強に集中できなくなってしまったことが一番悔やまれます。
ただ仮に今年度に関しては直前期にバリバリ勉強できていたとしても、点数が伸びたかと聞かれたら微妙です。
直前期については前回の記事に書いてあるので今回は省きます。
試験前夜
試験前夜ともなると多くの受験生が、緊張で眠れなかったり、不安で体調を崩してしまったり等何かしら落ち着かない状況にあったと思います。
私も例外ではなく、試験前夜はほとんど眠れずに試験会場入りしました。
私はここで1つ目の失敗をしてしまいます。
どうせ眠れないのであれば眠くなるまで勉強をしようと、パラパラとテキストを捲っていたのですがそこで抜け落ちている知識を発見してしまい、余計不安になって眠れなくなるという結果になってしまいました。
人は目を瞑って横になっているだけでリラックスできたり、疲れを少しは取ることができます。
私にとっての試験前夜は、横になって少しでも次の日に活力に繋げることが正解だったのではないかと思います。
眠れない時の対処法は人それぞれなので一概には言えませんが、司法書士試験は5時間集中しなければならない試験なので、疲れは少しでも取っておくといいと思います。
時間配分
私の今年の試験の最大の失敗は時間配分にあったと考えています。
司法書士試験午後の部の時間配分は重要です。
択一は60分から70分、記述は各1時間前後で解くのが理想で、私も模試等でこの時間配分を意識しながら練習してきました。
しかし本番、そう上手くはいかないものです。
私の場合他の受験生のページを捲る音に焦ってしまう傾向があるので、記述式から取り組むようにしているのですが、今年度不動産登記が思いの他難しく余計焦ってしまう結果になってしまいました。
その焦りからか問題文が頭に入ってこなく、不動産登記に90分もの時間をかけ、ようやく商業登記に入りました。
そこでやはり択一から進めていくのがいいのではないかと思いましたが、今年度の択一(不動産登記法)は難しかったので、仮に今後も難化傾向にあるのだとしたらやはり焦ってしまうことに違いはありません。
そこで、今までの模試や過去問から検討した結果、私の場合商業登記を最初に解くといいいう結論に至りました。
商業登記は枠ズレの心配もなく比較的プレッシャーが少ないですし、過去問からも大きな失敗に繋がるような点が不動産登記よりはないように感じます。
これから商業登記から解き始める練習をしてみて、合わなかったらまた方法を変えてみようと思います。
3.お試し受験からの教訓
昨年お試し受験をした際の経験から学んだことがいくつかあったので、一部紹介させていただきます。
服装
司法書士試験が実施されるのは毎年7月の第一日曜日になります。
この時期の気温は梅雨の関係上なかなか読めないものです。
室温に関しても会場ごとに、また空調の位置によってバラバラになります。
昨年受験した際は9月の下旬でしたので気温や湿度等さはありますが、空調の関係で寒かった印象を受けたので、上に羽織れるものを一枚持参しました。
今年度は昨年より気温が低く空調の設定温度が高かったため、寒いまではいかなったのですが、緊張で手足が冷えてしまっていたので多少の防寒対策はしておいてよかったように感じました。
見直しの仕方
試験問題を一通り解き終えた場合、大半の人は見直しをすると思います。
特に午前の部は見直しの時間を長く取ることができます。
見直しの仕方は人それぞれ方法は違うと思いますが、私は昨年まで問題の再検討を見直しの順番の最初に行っていました。
それに対して今年度は、マークした場所や正誤逆に捉えていないかの確認作業を先に済ませました。
マークのズレに気づくのが遅いとそれで試験が詰んでしまうこともあるので、まずは大きなミスがあった場合にそれを見つけることが重要になります。
また、問題の再検討に関してはどちらに転ぶか分からないので行わない人もいます。
私の場合はケアレスミスだけ探して、再検討は深くはしないようにしています。
今までの経験からよく考えて深読みした結果、間違えてしまうことの方が圧倒的に多かったので最初に至った結論を信じることにしています。
水を飲むタイミング
司法書士試験の場合ペットボトル飲料を机の上に1本だけ置くことができ、試験中の飲み物を飲むことが許可されています。
人は水分が足りていない状況では集中に欠けてしまうので、脱水状態は避けなければなりません。
私も少し行き詰まったり、焦りを感じたタイミングで水を飲むようにして心と頭を落ち着かせていました。
水を飲むことで気分を入れ替えることもできるので、試験中は適度に水分補給をするといいと思います。
4.まとめ
昨年お試し受験をしていたことで、試験の雰囲気やどのように進行していくのか、疲れ、注意点などが分かっていたので、その分昨年より落ち着いて試験を受けることはできました。
試験自体に関すること以外にも注意点はあるので、お試し受験を迷われている場合は要領を得るためにお試しで受験することをお勧めします。お試し受験については以前に記事を書いているので、よかったら読んでいただけると嬉しいです。
試験が終わった日の夜は色々な感情が湧き、疲れているはずなのでなかなか寝付くことができませんでした。
今後はしっかり反省し、次に繋げていきたいと思います。
5.次回の予定
次回も引き続き、本試験から考える来年度の対策について書いていこうと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
6.受験生の日常
試験が終わったらやりたいと思っていたことがあれほどあったはずなのに、いざ緊張から解放されたらそれほどやりたいとも思わなくなってしまった状況に今あります。
昨日勉強を再開してみたのですが、思うように集中できませんね。
日常が戻ってくるにはまだもう少しかかりそうです。
最後に我が家の今日のデグーさんです。インスタもやっているので宜しければ覗いてみてください。
ツイキャスでは勉強配信をしています。告知はしないのでゲリラにはなりますが一緒に勉強頑張りましょう。
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