【司法書士試験】独学で合格できるのか
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司法書士試験の合格レベルに達するまでの勉強時間は、およそ3000時間と言われています。
合格率4%前後で、10年かけても合格できないことが珍しくない難関資格になります。
それゆえ合格者の多くは予備校や何かしらの講座を受講しています。
今回は司法書士試験を独学で突破できるのかについて書いていきます。
目次
1.受験生の多くは予備校に通っている
司法書士試験は科目数も多く内容も複雑なことから、多くの受験生は予備校を活用しています。
予備校に通うメリットとしては、試験において必要な知識を集約して教えてくれること、モチベーションが独学よりは維持しやすいこと、疑問点が解決しやすいこと、情報量が独学より多いことなどがあります。
しかし、予備校に通っているからといって必ず合格できるというわけではありません。
司法書士試験は超がつくほどの難関資格であり、毎年わずか4%前後の人しか突破できないので、何年も時間をかけて取得を目指している人が多い資格試験になります。
予備校に通っても数年かかることを考えると、独学であればより時間がかかることは容易に想像がつきます。
2.独学でも合格できる可能性はある
勉強して感じたこととしては、初学者でなければ独学でも合格できる可能性がありそうということです。
例えば大学で法学を専攻していたり、司法試験の勉強を頑張っていたりなど法律を学んだ経験がある人であれば、独学でも合格できる可能性があると考えます。
ただ司法書士試験は択一だけではなく記述式試験もあるので、その対策のみ何かしらの講座を受講した方が無難です。
記述式は一定の形式があるので、独学のみですと本試験において対応できない可能性が高いです。
予備校の答練や模試などを数回受講すると、覚えの早い人であれば身につくと考えます。
3.初学者が独学で合格できる可能性
法律の勉強を今まで経験したことのない人が、司法書士試験を独学で合格することはなかなかに困難です。
法律の勉強をしたことのない人から言われることとして多いのは、六法全書を暗記すればいいということです。
司法書士試験において条文は重要ですが、それだけでは到底対応できません。
判例や先例、解釈なども勉強しなければなりませんし、司法書士試験は択一式だけでなく記述式として不動産登記と商業登記を事例を使って書かせる問題もあります。
こうしたことからそれなりの量の教材が必要になってきます。
条文や判例などの独特な言い回し
条文をぱっと読んですぐ理解できる人は少ないです。
判例も同様です。
条文は独特な言い回しをしており、また準用している条文も多いので非常に読みづらいです。
こうした言い回しに慣れるまでには相当時間を要しますし、私が仮に独学で学んでいるとしたら理解できないまま終わる未来しか見えません。
こうした条文や判例を予備校であれば簡潔に教えてくれるので、時間をかけずに正しく理解できます。
勉強の仕方
予備校に通っている場合、予備校側が勉強方法をある程度提示してくれます。
それによって、より効率的に勉強を進めることができます。
一方、独学ですと勉強方法もスケジュール管理も全て自分で行う必要があります。
教材も一から全て自分で用意する必要があり、その選定も自ら行うことになります。
予備校では答練なども用意されていたり、他の受験生もいるので間違った勉強法をしていればそれが点数として反映されたり周りと比べることができ、軌道修正がしやすいです。
独学だと比べることができないので間違った勉強法、自分に合わない勉強法でそのまま本試験を迎えることになりかねません。
スケジュールにおいても予備校と違って自分で全て計画しなければならないので大変です。
改正論点への対応
法律は改正を繰り返しています。
結論が逆になるような大幅な改正もあれば、小さいものもあります。
また判例も変更されることがあります。
独学ですと改正点も自分で調べる必要があり、自分の知らないところでいつの間にか変わっていたなんてこともあります。
一昔前の教材を使っていると対応できない可能性が高いので、注意が必要です。
この点への対応が難しいのも独学での勉強が大変な理由の一つです。
4.まとめ
独学のマイナスイメージを多く書いてきましたが、メリットもあります。
独学で勉強するメリットとしては、勉強資金が安価で済むことや、自分の方法で勉強できることがあります。
予備校によっては50万を超える受講料がかかる一方、独学であれば自分で教材を用意できるのでその辺り調整が利きます。
しかし、自分で用意する教材によっては高くつくこともあるので注意が必要です。
今はオンライン講座などで、より安価な値段で受講できる講座も増えてきたのでそちらを活用する方が費用を抑えられることもあります。
数年かけて独学で資格を取るより、講座を受講し短期間で合格した方が結果として安く済むこともありえます。
詳しくは過去の記事に書いているのでそちらをご覧いただけると嬉しいです。
また、予備校ですと学校独自の方法で進めていくので自分には合わないこともあります。
教材も決まっているものを使用するので、わかりづらいと思ってもなかなか変えることが難しいです。
しかし独学ですと自分にあった教材や方法を探りながら勉強しやすいので、その点はメリットと言えると思います。
今回の内容が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
5.次回の予定
次回は、司法書士試験の勉強にかかる時間について書いて行く予定です。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
6.受験生の日常
普段勉強をしていると座っている時間がかなり長くなってしまいます。
一応気をつけてはいるものの、勉強に集中してしまうと1時間以上座ったままということが多いです。
健康のことを考えると30分に1回は立ち上がった方がいいらしいのですが、集中力を切らしたくないのでなかなか難しいですね。
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