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勉強するうえで常に頭に置いておくことはこの2つ


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司法書士試験 資格試験 勉強していく中で常に意識していること

 

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 司法書士試験は、科目数も多く覚えることが膨大にあるので、勉強を開始してから試験日まで1年以上を要する人が大半です。司法書士試験だけでなく他の資格試験でも、同じように試験範囲が広いものでは、何年もかけて勉強することになることも珍しくないと思います。

 

 勉強期間が長くなると、日々の勉強をただなんとなくこなしているという感覚になり、実際の試験までにカリキュラムを終えることができなくなったり、覚えたつもりという事態が発生することになりかねません。

 

 そうならないためにも、日々の勉強で意識しておいた方がいいことがあると思います。今回は、勉強していく中で、常に意識しておくことについて考えて行きたいと思います。

 

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目次

 

1.完全にわかったと思わない

 

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 テキストを見て内容は理解できたと思っていたとしても、それが本当に正しい理解であるとは限りません。

 

 実際よくあることなのですが、過去問や答練を解いてみると、大枠は理解できていても、ちょっとした勘違いや、細かい点までしっかりできていないと得点できないということに気づきます。

 

 自分では、しっかり理解したつもりでも、それはあるまでつもりであって、試験で得点できるまでの知識はまだ習得できていなかったということになります。

 

 会社法52条を例にとって説明すると、会社法52条は設立の際の発起人や設立時取締役等の財産価額てん補責任の規定になります。発起人等は、現物出資などで出資された財産の価額が定款に定めた価額に著しく不足する場合はその不足額を会社に対して連帯して支払う義務があるという内容が書かれています。

 

 そして、この規定は検査役の調査を受けた場合や職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明した場合には支払い義務がないとしており、過失責任であることが明記されています。しかし、この注意を怠らなかったことの証明で義務を免れることができるのは、発起設立の場合だけで、募集設立においては無過失責任、つまり、注意を怠らなかったことを証明しても支払う責任があるということになります。

 

 ここまで見てきた中でも、チェックしなければならないことが何箇所もあります。1つ目は、52条の説明一段落目の三行目、著しくという点です。著しくという文言からも、多少の不足では不足額てん補責任は負わないことがわかります。

 

 2つ目は、責任を免れる場合についてです。検査役の調査を受けている場合と、注意を怠らなかったことを証明した場合に責任をな免れる旨が記載されています。そして、この不足額てん補責任は発起設立のみ過失責任であるという点もポイントになります。しかし、この規定はそれ以上に深堀する必要があります。

 

 まず、この不足額てん補責任を免れる規定は、現物出資者本人には適用がありません。そして、募集設立においては無過失責任なので、注意を怠たらなかったことを証明しても責任を負います。しかし、検査役の調査を受けていた場合は、募集設立であっても責任を免れることができます。

 

 この論点をただ、発起人や設立時取締役等には財産価額てん補責任があるとだけ覚えていても、会社法第52条に関する問題が出題された場合、まぐれでない限り得点することは難しいです。追加の知識として、持分会社にはこのような責任はありません。この規定を会社法上の会社全てに当てはまるものと思い込んでしまうと、他の肢が分かっても正解できないということになってしまうかもしれません。しかし深追いのしすぎは更なる思い込みに繋がるので注意です。

 

 このように会社法第52条(今回は第3項は飛ばしました。)だけでもこれだけ理解しなければならない項目があります。これだけの論点を1回で覚えることは難しいので、1回見て覚えたと思うことは危険な思い込みです。思い込みは、ミスに繋がるので常に頭に入れておきたいところです。

 

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2.最低限の目標

 

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 司法書士試験の勉強時間は短くても13ヶ月程が一般的な受験期間になります。この受験期間13ヶ月は長いようであっという間です。じっくり一つの論点に時間をかけすぎて勉強していては、試験までにインプットすら終わらないなんてことにもなりかねません。

 

 そうならないためにも、ある程度の目標は意識しておいたほうがいいと思います。目標といってもしっかりきっちり目標を立ててしまったり、厳しいスケジューリングにしてしまうと達成できなくなってしまうのは目に見えているので、ざっくりした目標を立てることがオススメです。

 

 目標は、試験日から逆算して計算します。司法書士試験の試験日は今年度のような、よっぽどのことがない限り7月の第一日曜日になります。そこから、逆算して間に合うようにスケジュールを立てていきます。

 

 狂うことなく、目標やスケジュール通りに進むことは希だと思うので、大きく外れてしまった場合は別ですが、そこは臨機応変に対応していけるような目標を立てなければなりません。自分にとって、少し頑張らないといけないけれどクリアできる、くらいの予定がいいと思います。

 

 予備校によっては、スケジュールを出しているところもあると思うので、それを参考にできる限りそれに沿って学習を進められるよう意識していきます。意識することで自分の今現在の立ち位置が分かります。

 

 

3.まとめ

 

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 今回は、勉強するうえで意識することを2つ程紹介させていただきました。次回、番外編として他にも頭の隅に置いておきたいことについて話していこうと思います。

 

 今回話した内容は以下の2点です。

  • 思い込みを捨てる
  • ざっくりとしたスケジュールは守る

 

  回答まであと二択となったときに、思い込みが足を引っ張ることがあります。そうならないためにも、問題を常に疑う姿勢は必要があります。しかしここで一つ注意点があります。それは、深追いすぎや疑いすぎないことです。深追いのしすぎは無駄な時間になりますし、更なる勘違いを生むことになりかねないので、ほどほどにするのがいいと思います。ほどほどとは、予備校が提示している範囲内ということになります。

 

 

4.次回の予定

 

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 次回は、勉強するうえで意識することの番外編を書いていこうと思います。

 

 それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

 最後に今日の我が家のデグーさんです。インスタやデグーブログもやっているので、見ていただけれると嬉しいです。

 

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5.受験生の日常

 

 学生の頃は資格マニアみたいなところがあり、様々な資格や試験を調べたり実際に受験することを趣味にしていました。

 

 在学中に取得した資格等をいくつか挙げると、宅建、ビジネス法務検定、世界遺産検定、TOEICTOEFL、英検、数検、漢検などがあります。

 

 この中で特に面白かったのは世界遺産検定で、テキストがカラーの写真付きで実際に行った気分になれて楽しく勉強できました。

 

 司法書士試験が突破したら、また少し資格試験について調べてみようと思っています。

 

 

 

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