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司法書士試験 過去問の使い方 実践編②


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司法書士試験 過去問の回し方 

 

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 過去問は1周すれば十分、主要科目だけ解けばいいと言う人もいますが、過去問は、正しい使い方をすれば最強の勉強ツールになると思います。

 

 前回は過去問の使い方実践編として、その導入部分まで話してきました。今回は、引き続き実践編として実際の過去問を見ながらより具体的な部分について書いていこうと思います。

 

 

目次

 

 

1.前回のおさらい

 

 過去問の解き方は人それぞれ工夫して勉強していることと思います。前回は私の過去問の回し方について主に書きました。

 

  • 過去問を解く順番は臨機応変
  • 1周目とそれ以降の解き方はやり方を少し変える
  • 午前の部、午後の部の科目で解き方は違う

 

 上記の内容について話してきました。ざっとおさらいします。

 

 まず、過去問は最初から順序よく解く必要はないということについてです。学習が終わった分野や、科目に応じて臨機応変に解いていくのがいいと思います。

 

 次に1周目、2周目、それ以降に応じて学習スタイルを変えていくというお話です。1周目はとりあえず解いてみるという形になってしまうと思いますが、解説はしっかり読み、関連している条文やテキストの該当箇所を復習する必要があります。2周目は、1周目で理解が浅買った部分を中心に学習します。

 

 最後に午前の部、午後の部で解き方を変えるということですが、こちらは、時間を計ったりなど解くスピードに両者の違いが出ます。午前の部の科目は、あまり時間を気にすることなくちゃんと考えて解く必要があるのに対して、午後の部の科目は時間に追われながら解くしかないので、時間を計って解く練習をする必要があります。午後の部は考えすぎないということがポイントになってきます。

 

 詳しくは前回の記事をご参照ください。

 

aotya25.hatenablog.com

 

2.司法書士試験は割と細かいところが出題される

 

 司法書士試験は、ざっくりとした知識のままで受けると得点できません。それは、過去問を見ればずぐに分かります。ここでは、民事訴訟法の過去問を使って見ていきます。

 

 平成27年第一問の肢イの問題は、

 

 簡易裁判所は、訴訟がその管轄に属する場合においても、相当と認めるときは、当事者の申立てがあるときに限り、訴訟の全部又は一部をその所在地を管轄する地方裁判所に移送することができる。

 

 という内容で、その正誤を問うものでした。

 

 まず、こちらの正解は×になります。

 

 間違っている場所は、当事者の申立てがあるときに限り、という部分です。こちらの問題は民事訴訟法第18条を読み込んでおけば容易に正解できるものになります。

 

 簡裁が上記の問題の場合で管轄を地裁に移送することは、当事者の申立てだけでなく、職権でも可能になります。ちなみに、民事訴訟法第18条は、以下のように六法に記載されています。

 

民事訴訟法第18条

 簡易裁判所は、訴訟がその管轄に属する場合においても、相当と認めるときは、申立てにより又は職権で、訴訟の全部又は一部をその所在地を管轄する地方裁判所に移送することができる。

 

 職権のみ可能なのか、当事者の申立てでも可能なのか、それとも職権ではできず、申立てのみ可能なのか、これらは明確に覚えておかなければならないですし、この問題や条文、民事訴訟法だけではなく、特に手続法にはよく出てくる論点なので、正確に覚えておきたいところです。

  

  

3.条文はただ読めばいいわけではない

 

 過去問と照らし合わせて条文を引きますが、その際ただ読むだけではあまり意味がありません。

 

 その際、条文にチェックをしたり、関連している他の条文やテキストの該当箇所、理解できていない場合に印をつけるなど工夫をすると、次回再度見返した時にどこの何が理解できなかったのか一目瞭然です。

 

 また、過去問で問われた正解と間違いの違いの部分にチェックを入れるのもいいと思います。上記の民事訴訟法第18条では、申立てにより、又は職権の部分ですね。

 

 一度出題された問題は、再度出題されたり、類題として(例えば上記の平成27年民事訴訟法の第1問肢イの場合、それを間違いの肢ではなく、正解肢として出題される等)出題される可能性があるので、チェックしておく必要があります。

 

 

4.過去問を解いて理解できていないと感じたら

 

 一通り同じ分野の問題を解いてみて、ほとんど正解できていなかったり、正解はしても消去法でやっと正解した場合等理解できていないと判断した場合は、その状況を放っておくことは危険です。

 

 理解できていないと判断した部分については、再度テキストや講義で復習をするのが無難だと思います。

 

 過去問を解いてみてそのとき理解できていないと分かっても、他のことをしているうちで理解していないという状況を忘れてしまいます。忘れる前に分からないところはすぐ復習することをお勧めします。

 

 

5.まとめ

 

 上記のとおり、過去問は自分の理解がどれくらい進んでいるのかを確認するにはうってつけのアイテムになります。復習の材料にもなります。

 

 過去問での勉強の始めは時間がかかると思いますが、しっかり勉強することが、合格への近道だと信じています。しかし、時間のかけ過ぎは試験に間に合わないという本末転倒な結果を招いてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

 今回もう1問見ていこうと思ったのですが、長くなってしまいそうなのでここまでに致します。これからは、問題検討などの記事も書いていければと思っています。

 

 

6.次回の予定

 

 今回まで回数が多くなってしまいましたが、過去問の使い方について書いてきました。次回は、覚えにくいものを覚える方法について、私のやり方にはなりますがお話していこうと思います。

 

 それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 最後に今日の我が家のデグーさんです。インスタもやっているので、お時間ありましたら覗いてみてください。

 

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インスタグラム

https://www.instagram.com/aotya39/

 

 

7.受験生の日常

 

 最近空気が乾燥してきて、気づいたらノドも肌もカラカラになっていることがあります。

 

 ノドが乾いたなあと感じる前に水分を摂取した方がいいらしいですね。夏は汗をかいたり、とにかく暑いので水分はこまめに摂ろうとしますが、冬は意識しないとすぐカラカラになりますよね。

 

 冬こそ意識して水分を摂るために、最近はAmazonで500mlの水を箱買いしています。毎日買うのはお金と時間の無駄なので、一気に買うのがオススメです。

 

 2Lのペットボトルにしようかとも考えましたが、持ち運べないし、入れ替えるのは衛生的にも悪いので500mlが便利です。

 

 今年の冬はインフルに加え、コロナもあるので一層健康には気をつけたいですね。

 

 

 

 

 

 

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